報道発表資料
環境省は、平成21年2月19日(木)及び20日(金)に、航空会館(東京都港区)において、実証技術の普及を目的に、過去に実証した技術の展示とその試験結果の報告及び技術開発者とユーザーとの情報交流・意見交換を行う「山岳トイレ技術セミナー」を開催いたします。
1 概要
環境省では、既に適用可能な段階にありながら、環境保全効果等についての客観的な評価が行われていないために普及が進んでいない先進的環境技術について、その環境保全効果等を第三者が客観的に実証することにより、環境技術の普及を促進し、環境保全と環境産業の発展に資することを目的に「環境技術実証事業」を平成15年度より実施しています。
このうち山岳トイレ技術分野では、山岳地などの自然地域の環境保全に資する適切なし尿処理技術の普及促進を目的に、洗浄水や処理水を原則として公共用水域等に放流・排水しない「非放流式」のし尿処理技術を対象にした実証試験を実施しています。
今般、実証技術の更なる普及を目的に、過去5カ年で実証した技術の展示と試験結果の報告を中心に、実証申請者であるメーカーと技術導入者である地方公共団体や山小屋関係者との情報交流、専門家への技術相談・意見交換を行う「山岳トイレ技術セミナー」を下記のとおり開催いたします
2 開催概要
- 開催日時:
-
- 平成21年
- 2月19日(木)13:30~17:00
2月20日(金) 9:30~12:30
- 開催場所:
- 航空会館7階大ホール
(東京都港区新橋1-16-1) - 対象:
- 地方公共団体、山小屋事業者等で山岳トイレ技術に関心のある方
- 定員:
- 200名程度(締切 平成21年2月13日(金))
- 参加費:
- 無料
- 申込み・問合せ先:
- 特定非営利活動法人 山のECHO (担当:永原、原田)
〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-11-7 第2文成ビル3F
TEL 03-3580-7179 FAX 03-3580-7176
e-mail :etv20@yama-echo.org
3 開催内容
- タイトル:
- 環境技術実証事業山岳トイレ技術セミナー
~技術を知ることから始まる山のトイレ対策~
プログラム(予定)
1日目 山岳地における実証試験結果と各地の取組
- 1 総論・環境技術実証事業の経緯
- 森 武昭(山岳トイレし尿処理ワーキンググループ座長/神奈川工科大学
ホームエレクトロニクス開発学科 教授) - 2 山岳地における実証事例報告と技術解説
-
- 北アルプス 蝶が岳における実証試験結果
鈴木富雄(元長野県環境保全研究所専門研究員/技術実証委員) - 北アルプス 立山(一の越)における実証試験結果
大沼 進(富山県自然保護課 課長補佐/技術実証委員)
- 北アルプス 蝶が岳における実証試験結果
- 3 展示見学・情報交流
- 出展:実証申請者、山小屋、環境省、NPO法人自己処理型トイレ研究会
- 4 地域の山岳トイレ事情
-
- 北海道における山岳トイレ対策(仮)
愛甲 哲也(北海道大学大学院農学研究科 准教授) - 丹沢山塊におけるトイレ整備と維持管理(仮)
井田 忠夫(神奈川県自然環境保全センター 副技官)
- 北海道における山岳トイレ対策(仮)
2日目 山麓及び海浜離島における実証試験結果と海外における山岳トイレ事情
- 1 総論・環境技術実証事業の経緯
- 岡城 孝雄(山岳トイレし尿処理ワーキンググループ委員/(財)日本環境整備教育センター)
- 2 山麓・海浜離島における実証事例報告と技術解説
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- 宝登山における実証試験結果
伊与 亨(北里大学医療衛生学部 専任講師) - 沖縄県竹富島における実証試験結果
田港 朝幸((社)沖縄県環境整備協会)
- 宝登山における実証試験結果
- 3 展示見学・情報交流
- 出展:実証申請者、山小屋、環境省、NPO法人自己処理型トイレ研究会
- 4 海外における山岳トイレ事情
- 大蔵 喜福((社)日本山岳会 元自然保護委員長)
- 連絡先
- 環境省自然環境局自然環境整備担当参事官室
代表:03-3581-3351
直通:03-5521-8281
参事官:正木 清郎(6450)
参事官補佐:西村 学(6452)
担当:田畑 克彦(6455)